stimリハ&新バリトン

gosekky2008-07-08

朝から大雨のなか嫌がる愛犬マル(マルチェロ)を連れて散歩。僕もマルもびしょ濡れに成りましたよ・・・。
昼からはstimリハがあって、7/21の東京ザビヌルバッハとのライブ用に選曲して、久しぶりに演奏してみたら
stimの曲はホントこっているんだなー。と改めて思いました。
しかも演奏している人か、もしstimの曲をコピーした人が居たらそれで初めて気がつくんじゃない?
って位の伝わりにくい部分のこだわりが色々有って、僕自身も久しぶりにやってみた曲とかで
こうなってたのかー、って再確認して驚いたりして・・・・。
鰹節と昆布で丁寧に出汁を取って、それを丁寧に味付けして塩をほんの少しだけ入れるかどうか
みたいな微妙なサジ加減で出来ているんだなー(そこを目指してい感じかも・・・)と思うっす。
聞いてる人にはホントに伝わりにくい(演奏していても注意していないと、アレ?今のなんだ?って思っているうちに過ぎて行っちゃうような)
塩ひとつまみ入れるか入れないかみたいな拘りが随所に隠れている感じでした。
ほんとタイチ君面白いっす。



リハの後は、修理に出していた新しいバリトンサックス(でも凄く古い)を取りに行きました。
バラバラにしてタンポを変えて、完璧に調整し直してくれて修理前のカチカチタンポで拳握りしめたような音から
柔らかで暖かいフランスって感じの音色に成ってかえってきましたよ!!!じっさいフランスの40年代くらいの楽器だろうし
本来はこういう状態で、さらにセルマーとかの優しい音のするマウスピースで吹いたりしたら、
マルセルミュールみたいな夢のような音が出るんだろうなー。
サックスって出来た頃は、こんな音がする楽器だったんだろう。と思わせる何かがこの楽器には有って
戦前のフランスのクラシックの香りがするのです、コーンとかの楽器みたいなアメリカの40年代のジャズを思わせる楽器とは
なにか違った種類の味わいがするような・・・。
実際フランスの戦前のバリトンサックスは、アドルフサックスの作ったサックスの影響か?
ネックの部分のクルって巻いてる部分がぎゃく巻きだったりとか、当時のアメリカ製や、現代の楽器とだいぶデザインが違うみたいです。
そんな変わったデザインなので、現行品でこのバリトンが入るケースが市販されていない気がします。
BAMのケースに入ると良いんだけど・・・、プロテックなら何とかなるかな・・・・
そのうちウォルトジョンソンに特注かなー。
そんなフランスな香りのする楽器を、ベルグラーセンのマウスピースで東京中低域でもキングダム☆アフロックスでも
バリバリと吹く予定です!!!!いやーー楽しみっす!!!